~2016年 土木会長 國府 勝郎「新生・土木会を活き活きと育てましょう!」

「新生・土木会を活き活きと育てましょう!」

首都大学東京 土木会長 國府 勝郎(15期)

 首都大学東京 土木会は、卒業生、在学生、教職員から構成される新しい形の組織です。同窓会と都市基盤環境学域の代表が1年以上にわたる協議を重ね、学域の教職員の賛同を得ると共に、2014年8月末に開催された土木同窓会総会において、改組することが了承されて誕生しました。土木会は、卒業生、在学生、教職員の三者構成によって、土木会の活動が活性化することを目指しています。都立工専、都立大学そして首都大学東京と大学名が変わる中で、平成28年春の64期生の卒業で、会員は2500名余を擁する組織となります。

 大学創立以来、今日までの時間の流れは当然に会員の年齢層を拡大させ、年齢構成の安定期の玄関口に立っているといえます。一方、社会・経済状況や生活様式は世代によって異なり、熟年会員、現役中堅会員、現役若年会員の意識は多様なものとなっております。多様な価値観の卒業生を一つにまとめるため、共通の基盤である大学をこれまで以上に中心に据えて考えたいと思います。このような状況の変化から、在学中の学生が多様な会員に接して視野が広がり、卒業生と教職員が学生の創造性を刺激し、豊かな潜在能力を備えて社会で活躍することを、卒業生の喜びにしてもらいたいと願っています。

 最近の本会の主な活動は、会員の住所・勤務先の移動調査を行い、「土木会名簿」の発行に努めています。一方では、大学・在学生との交流を積極的に行っております。今年の土木会総会には在学生も10名ほどが参加し、現在の大学の状況をスピーチしてくれました。活動状況は「土木会会報」の刊行および土木会WEB(http://www.tmu-ce-alumni.org)で広く会員にお知らせするとともに、各卒業年次の幹事にはeメールによる「事務局便り」を定期的に配信し、土木会を盛り上げていただくよう努めております。

 卒業生と在学生との交流として力を入れている一つに、都市基盤環境学域(学科)の「卒業論文・修士論文の表彰」があります。これは卒業生としての自由な観点で優秀論文を選定して、社会基盤分野、環境システム分野、安全防災分野のそれぞれから1名ずつ計6名を、卒業式当日に行われている謝恩会の席上で表彰することが恒例化しています。また、新学期に行われる履修ガイダンスでは、卒業生による「キャリアスピーチ」を行い、秋には学域全体の学生・教職員で行われている「土木バーベキュー」へ参加するなど、大学との交流を深めています。多くの卒業生がこれらの行事に参加していただくようお願いしたいと思います。

 簡単に割り切れば、大学の教育と研究は専門的基礎力を磨くための狭く深くのベクトルであり、卒業生は実務経験の総合力と退職者の時間融通性が卒業生力であります。このような力を活かした土木会の活動に多くの会員の皆様も積極的に参加していただき、先輩・後輩の学生生活や考え方の違いを語り、世代差を超えた貴重な場を創ろうではありませんか。また、土木会事務局宛に意見をお寄せくださると幸甚であります。このような中で、同窓生の懇親が深められることを願ってやみません。